2022年2月25日、ロシアがウクライナに軍事侵攻、民間人を含む100人以上が死傷しています。
ウクライナはNATOに加盟したがっていますが、未だ加盟していません。
ウクライナがNATOに加盟できない理由を簡単にまとめました。
ウクライナがNATOに加盟できない4つの理由
2022年2月25日現在、ウクライナはNATOに加盟できていません!
NATOはソビエト連邦に対抗するために作られた軍事同盟で、「NATOへのドアはいつでも開いている(どんな国でもいつでもウェルカムだよー!)」と掲げていますが…
実際、ウクライナは入りたいのに入れていません。理由は大きく4つあるようです。
①ロシアが圧力をかけて妨害しているから

ロシアはウクライナがNATOに入るのを阻止しようと、NATO加盟国に圧力をかけています。
ウクライナがNATOに入るのを認めたら攻撃する
これは…怖いですよね。NATOからすると、仲間に入れて守ってあげたい気持ちとその反面…やっぱり来ないで!となる気持ちも分かります。
②フランスとドイツが反対しているから

NATOに既に加盟しているフランスとドイツはウクライナのNATO加盟に反対しています。
なぜなら、ロシアが怖いから
ロシアと陸続きになっているフランスとドイツは、ロシアからの攻撃を避けるために、ウクライナのNATO加盟に反対し、ロシアを刺激しないようにしているようです。
つまり…ウクライナを仲間にすると、自分達が攻撃される可能性がある。ウクライナにはゴメンだけど、表面上ロシアに良い顔をしておこう!と言うことですね。
③アメリカがウクライナを疑っているから

最初からNATOに加盟しているアメリカのバイデン大統領は
「民主主義の発展の度合いから、近い将来はないだろう」
とウクライナのNATO加盟に対して否定的な発言をしています。
これはつまり…「ウクライナはまだ民主主義になりきれていないから、すぐにNATOには入れないよ」と言っているのですね。
なぜなら、NATOは民主主義の国で連携して平和を維持しようという同盟だから
④ウクライナに社会主義が残っているから

ウクライナはロシアと隣国であり元々は同じ国でした。現在も多くのロシア人が住んでおり、ウクライナの人口の約20%はロシア人です。つまり、基本的な考え方は一緒で、
ウクライナには社会主義体質がまだ残っている
というわけなんです。
民主主義を掲げているウクライナはNATOへ入りたい。
NATOから見ると、まだ社会主義が残っているでしょ。という板挟み状態な訳です。
これは難しい問題ですね。

まとめ
今回はウクライナがなぜNATOになかなか加盟できないか、その理由を調べました。
ロシアの妨害、フランスとドイツの反対、アメリカの懸念、ウクライナ自身の社会主義体質の問題という4つの理由から、ウクライナはすぐにはNATOへ加盟できないということが分かりました。
ロシアが攻撃を開始したため、状況が変わる可能性はありそうですね。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。
戦争が早く終わることを心から祈っています。




