2022年2月24日、ロシアがウクライナへ侵攻しました。ウクライナの首都では爆発音が聞かれるなど、緊張状態が続いています。
ウクライナ情勢やロシア侵攻…正直難しくてよく分かっていない人が多いですよね。戦争の原因はNATOに入るかどうかという問題のようです!
今回は、ウクライナとロシアの関係、なぜ戦争に至ったのか、なぜ今なのかについて調べてみました。
ウクライナとロシアの戦争の背景
ロシアという国は1991年に出来た意外と新しい国なんです!それまではソビエト連邦(いわゆる旧ソ連)という国でした。
元々は1つの国だった

ウクライナとロシアは元々、ソビエト連邦の一部であり一つの国でした。世界最大の多民族国家だったんです。
解体して15個の国になった

1991年にソビエト連邦からロシアになる時にたくさんの国が独立をして、15個の新しい国が出来ました。
ウクライナもソビエト連邦から独立した国の一つ
ソビエト連邦は強大な力を持つ社会主義国家でしたが、色々な政策により国民の不満が募り、解体されて15個の国になりました。
ウクライナとロシアが戦争になる理由
ウクライナとロシアが戦争する理由は、ロシアがウクライナを手放したくないからです。
ロシアはウクライナに仲間でいてほしい
ロシアは、隣国ウクライナに味方でいてほしいのです。
なぜなら、ロシアはNATOを恐れているから
NATOというのは北大西洋同盟というソビエト連邦に対抗するために作られた軍事同盟です。NATOはソビエト連邦からの攻撃に対して、集団防衛するためのシステムを構築しました。

NATOにはアメリカを始めとして、ソビエト連邦解体後に独立した国がほとんど入っています。ロシアからすると、昔は仲間だった国々が次々に対抗勢力になってしまったというわけですね。
ウクライナはまだNATOに加盟していません。ロシアは
ウクライナまでNATOに入らないでよー!!
と言っているわけです。つまり、ロシアはウクライナを支配下に置いておきたいんですね。
ウクライナはNATOに入りたい
2022年2月現在、ウクライナはNATOに加盟しようとしています。
なぜなら、ロシアが怖いから

2014年、ロシアはウクライナのクリミア半島を勝手に占拠し、一方的に独立を宣言、ウクライナからクリミア半島を奪いました。また、NATO加盟国の首脳にウクライナのNATO加盟を認めないように指示しています。
なんだか女子学生のグループ作りに似ていませんか?「あなたはこっちのグループでしょ?そっちの仲間になるならいじめるわよ。」みたいな。笑
ウクライナがなかなかNATOに加盟できない理由は、社会主義でNATO加盟国から反対されているからです。もう少し分かりやすい説明は『ウクライナはなぜNATOに加盟できないか簡単解説!』に記載しています。
今ロシアが戦争に踏み切る理由は30年の節目だから
2021年、ソビエト連邦崩壊からちょうど30年が経ちました。
ロシアのプーチン大統領は
ロシアを旧ソ連のようなアメリカと肩を並べる超大国にしたい
ようです。ソビエト連邦が解体された後から30年かけて再び国力を付け、世界と戦える力がやっと今整ったんですね。
まとめ
今回はウクライナとロシアの関係について調べました。
ウクライナとロシアは元々ソビエト連邦という一つの国でした。
現在、ウクライナはロシアの脅威から逃げるためにNATOに加盟を求め、ロシアはウクライナを支配下に入れるためウクライナのNATO加盟を阻止しようとしています。
難しい問題ですね。戦争により失う命が無いことを心から願っています。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。


